代表である金丸は、環境事業の一環として世界に知られていない技術をまず、日本を中心として生花をプレシャスフラワーという特別な技術を世の中に伝え広め、
「技術を修得すれば特別でない事の普及活動。」
「国民誰もが生花は残せる事の認識の普及!!」
ブーケなど大切な思い出のシーンを飾ってきた「記念になる花を枯らさずに残す」取り組みを行なわれているなか、平成18年8月に福岡県より経営革新計画の承認。
また、全国8ヵ所(福岡・名古屋・京都・神戸・東京・横浜・札幌・滋賀)でフラワーデザインスクールを開設しています。

現在のお仕事の内容、商品を教えてください

結婚式のブーケやプロポーズした時のお花など、「記念になるお花を枯らさずに残す」お手伝いをしています。

生きているお花は枯れてしまいます。
しかし、エコ・フラワーでは特殊技術を用いて大切な思い出のシーンを飾ってきたお花を
枯らさずに残すことが可能です。

商品構成は、

1. 押し花をいれる額装タイプ(プレストフラワー)
2. 容器に入れるボトルフラワー、
3. 生花をそのまま額の中に閉じ込めた立体額のソリッドフラワー

の3タイプがあります。

また、お花だけではなく野菜や果物も残すことが可能です。

残念ながら、お花を残すことができるということが、ほとんど知られていません。
その為、福岡を拠点にお花を枯らさずに残せるトップレベルの本物の技術を教え広めていく
教育事業活動も行っています。

こだわりを教えてください

こだわりは、エコになります。
エコ・フラワーでは大切な思い出のシーンを飾ってきたお花を捨てるのではなく残すことで、
ゴミを減らすという観点から地球環境汚染が進む現在の世の中のエコロジーに
少しでも協力していきたいと思っております。

その願いを込めて、社名を「エコ・フラワー」と名付けました。

 
創業しようと思った、きっかけを教えてください

もともと実家がスーパーなどの設備工事(インテリアや内装など)をしており、
学生時代に家業が忙しかったので手伝いをしていました。
その時に、ブライダルのお花の仕事をされている方に出会い、
お客様が喜んでくれる姿を見て、こういう仕事がいいなと思いました。

いろいろ悩みましたが、これを一からやってみようと思い、先生に教わったのがきっかけです。
その時に出会った先生は、もともと福岡にいらっしゃって東京に出られました。
私は、逆に東京から福岡に移動して頑張ろうと思いました。コネも何もない、ゼロの状態から

創業当初、順調に進みましたか?

創業当初から忙しかったです。技術を覚えた瞬間からそれをお金に変えていかなければなりません。
そのために、押し花をいれる額装タイプ(プレストフラワー)のスクールを大々的に開催しました。

最初に説明会を行ないましたが、その時に150人以上の人が集まりました。
それまで、人前であまり話したことがなかったので「えー」という感じで…。
自分が思った以上に人がどんどん集まってきました。

現在の商品開発に辿り着いたのは?

スクールも順調にいき、ある程度たった時に「次は注文を受けられる体制にしよう」と考えました。
でも、当初は2人でスタートしていましたので注文がどんどん来たらどうしようと…。
その時に考えたのが、生徒さんも一緒にやってもらおうというものでした。

生徒さんの趣味が実益として活かせるように、営業の一環としてブライダル誌面に商品を掲載し、そこからプレストフラワーの注文が少しずつ増えていきました。
そのうち、プレストフラワーだけでなくてボトルフラワーも作って欲しいという注文がありましたが、当時はボトルフラワーをしていませんでしたので、仲介をしていました。

しかし、ボトルフラワーの注文も増えてきたので、仲介ではなく自分でも挑戦しようと思いボトルフラワーにも取り組み始めました。
また、3Dという言葉が聞かれるようになってソリッドフラワーも取り組み始めました。

 
制作期間を教えてください

大体の商品は、お花頂いてお客様にお渡しするまで、通常40~50日くらいお時間を頂いております。

どのような思いを込めて商品制作を行うか教えてください。

まず、ご依頼主がどのようにお花を残したいかお聞きします。

「結婚式のブーケを大切に想い出として残したい」といったご依頼主の想いを
エコ・フラワーが形にして「いつまでも忘れないでね」と真心こめて制作しお渡ししています。

通常の特殊加工では、徐々に色は落ちます。しかし、結婚式の想い出は色あせないという女性は多いので、
色落ちが少ないように加工してお渡ししています。

同業者の中には、実際に使用した想い出のお花以外で商品を制作する場合がありますが、
エコ・フラワーでは、必ず想い出のお花を使用して商品制作を行ないます。

オープンに技術を教えていますが技術者が増えることで不利になったりしませんか?

特殊技術を利用することで、お花を枯らさずに残せることがほとんど知られていません。
お花が残せることを知ってもらうために、まずお花を残せる技術者を全国に広めようと考えています。
そうすることで、お花を残せることがお客様にもっと広まると思っています。

現在は、まったく知られていないのでオープンにどんどん技術を教えて広めようと考えています。
全国に広まったあと、お客様がどのお店を決めるかは技術等の高さだと思います。

 
技術を覚えるのにどのくらい期間かかりますか?

ほとんどの方が6~8ヶ月程でレッスンは終了します。
全20回のカリキュラム受講と宿題をきちんと行なって頂ければ、まず技術を覚えられます。

受講生のライフスタイルは様々ですから,集中して通える方は早く終了しますし、
なかなか通うことができない方は長期になります。

大手スクールなど、通常は4月開講など申し込み期間が限定されます。
その為、習いたいなと思っても申し込み期間まで待たないといけません。
人間の心理として始めたい時にすぐ始めたいですよね。
なのでエコ・フラワーでは始めたいときにすぐスタートできるように開講時期を限定していません。

OLや主婦など女性のお客様が多いですが、男性の方や「お花を枯らさずに残せる」ことを広めるために
創業予定者や事業主様も参加して頂きたいと思っています。

経営革新を取得するきっかけを教えてください。

会社の知名度を広めるためにはどうしたらいいかなと思い、商工会議所のセミナーなど勉強会に参加していて、
その中に経営革新セミナーがありました。経営革新って何だろうと思い、セミナーに参加したのがきっかけです。
経営革新を取得することで、何かとアピールできるし、メリットが大きいと思いました。

 
経営革新の内容を教えてください。

経営革新の内容は、今までにないお花を生み出そうという観点から既存商品のプレスドフラワーなど
3タイプの「プレシャスフラワー加工制作方法」で生のお花を枯らさずに有効的に残すことができる
新商品開発を行なうことです。

 
経営革新のを取得して良かったことを教えてください。

経営革新計画が承認されたということは、エコ・フラワーが手掛けているお花の商品が
ビジネスとして認められたということです。
それが、すごくうれしかったです。

 
経営革新計画は順調に進みましたか?

順調には、進んでいません。

当初の計画よりも商品開発が予定通りに進みませんでした。
試行錯誤を繰り返しながら商品開発を行なっていましたが、
最近、新商品が完成し3月から日本国中、世界に向けて発信していきます。

 
経営革新のアドバイスをお願いします。

経営革新のテーマを決める際に、自分はどのテーマにすればいいか分からないとおっしゃる方がいます。
しかし、自社の事は自分がよく分かるはずです。
自分の会社をどのようにアピールできるかという観点から考えてテーマ決めればいいと思います。

また、経営革新計画の書類を一人で作成するのは大変なので、
分からないことなどは中小企業診断士など専門家に相談しながら作成されるといいと思います。

最後に今後の目標を教えてください。

人間には、皮膚が厚い人や薄い人、血液型が違うなど色々な人がいるように、同じ種類のお花でも色々なタイプがあります。
色々なタイプのお花に対して、いつでもフレッシュな状態の柔らかさだったりとか、
花の色が元の生花の色のままだったりなど生花と同じように加工する技術を確立することが目標です。
極端に言えば、加工したお花と生花の見分けがつかない加工技術を目指しています。

また、特殊技術によりお花を枯らさずに残せるという事を世界に発信していきたいです。